みなさんこんにちは。巣鴨整形リハビリテーションクリニックです。
本日は殿部からの下肢後面の痺れについてお話します。
これは坐骨神経が原因で生じる神経痛であることが多いです。
腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症など皆さんも聞いたことがあると思います。それらの疾患の主症状がこの坐骨神経痛です。
しかし中にはそれ以外の原因で生じることもあります。
その代表的なものが梨状筋症候群となっています。
坐骨神経は腰椎から出て骨盤後面を通り、下肢後面へ伸びています。その骨盤後面の出口のところで梨状筋という筋肉の間を通ります。この筋肉が硬くなってしまうと、周囲の血流が悪くなり殿部周囲に痛みが生じたり、坐骨神経にも負担がかかってしまい、殿部から下肢後面にかけて痺れが生じてしまうことがあります。
このような症状を梨状筋症候群といいます。
これはデスクワークなどで長時間座っていることが多い人が発症しやすいため意外と多い疾患です。
梨状筋症候群の予防・改善にはストレッチが有効的です!
1.椅子に浅く座る
2.片方の足を反対側の膝の上に胡坐をかくように乗せる
3.その姿勢のままゆっくりと前屈する。
この時、乗せた方の足の膝を下方向に押しながら行うとより効果的にストレッチを行えます。
他にもテニスボールを硬くなったお尻にあて筋肉をほぐすのも効果的です。
ただ、これらのストレッチを行っている際に痛みが強く出てしまう場合は無理に行わないでください。
また、痛みやしびれがある場合は自己判断で解決せずしっかりと病院に行き診察を受けることオススメします。