皆さんこんにちは。豊島区巣鴨にございます整形外科、巣鴨整形外科リハビリテーションクリニック院長の荒畦です。
本日は最近テレビやネットでも見るようになってきた「ストレートネック」について解説させて頂きます。
ストレートネックとは、頸椎の生理的な前弯(前側に緩やかにカーブした状態)が失われて、
頚椎がまっすぐ、もしくは後ろ側にカーブ(後弯)している状態を指します。
(下図の左が正常な頚椎、右が典型的なストレートネックの頚椎)
診断はレントゲン撮像にて可能です。また簡単にできるセルフチェックとしては、壁の前に立って「肩・腰・かかと」を壁につけた際に自然と後頭部も接している場合はストレートネックの可能性は低いです。壁から後頭部が離れていたり、意識的に頭を後ろに曲げないと壁に後頭部がつかない場合はストレートネックの可能性が高いです。
ストレートネックの原因の一つとして、スマホやパソコン作業などで首や首を下に向ける姿勢を長時間続けてしまう生活習慣があげられます。現代社会の中で必須となっているスマホやパソコンの普及に伴いストレートネックの患者さんも増加しているようです。
ストレートネックの症状としては首の痛みや肩のコリ、腕や手の痺れ、ひどい場合には頭痛やめまいも引き起こしてしまいます。
ストレートネックを改善・予防する方法としては、
①スマホやパソコン作業などで頭/首を下げる姿勢を長時間とらない(姿勢を整える)
②タオルを用いたストレッチなどの自主トレーニングを行う
③病院のリハビリ治療を受ける、などがあげられます。
②③については当院でも対応可能となりますので、詳しくは当院の医師や理学療法士にご相談ください。