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スマホ頚?

皆さんこんにちは。豊島区巣鴨にございます整形外科、巣鴨整形外科リハビリテーションクリニックです。


現代社会において必要不可欠のもの。スマートフォン。


今回はそんなスマートフォンを長時間利用していると発生しやすいスマホ首についてのお話をしたいと思います。よろしくお願いします。


早速ですが、スマホ首ってどんな姿勢だと思いますか?

 

 

 

 

こんな姿勢を思い浮かべた方は多いのではないでしょうか?

 

 

スマホ首は医学的にストレートネックと言います。

本来首の骨は第一頚椎、第二頚椎~第七頚椎といったように7つに分かれており、一般的に脊椎と呼んでいるものです。

 

 

首は本来正常な姿勢だと、図の右側のようにやや反り挙がっている状態、所謂生理的な前弯が見られる部位になっています。

 

 

しかし、首を下に向けてスマートフォンをよく見ていると、左のように前弯がなくなってしまい、まっすぐになってしまいます。

 

 

このような症状をストレートネックと言います。

 

 

ストレートネックになってしまうと肩こり、五十肩の発生要因や、場合によってはめまいや耳鳴りなども出現しまうことがあり、悪化していくとヘルニアや手指の痺れにまで発展してしまうこともあります。

 

 

また、スマートフォンを見る姿勢以外にもデスクワークなどで長時間同じ姿勢をとっている方もストレートネックになりやすいため注意が必要です。

次にストレートネックの予防、改善策のお話になります。

 

 

第一に表題でもありますが、スマートフォンの長時間の利用を避ける事が挙げられます。スマートフォンを見る姿勢は手元を見てしまうため、下を向きがちな動作となります。長時間スマートフォンを見る際は、なるべく位置を目の高さと同じくらいの場所まで上げる事が予防になります。

 

 

また、デスクワークの方は、普段仕事をする時の姿勢も大事です。

猫背、つまり骨盤が後傾した状態で長時間座っている状態の方、頭部を前に出して画面を凝視する方は注意が必要です。つまり、骨盤を立てて座る、身体を前傾姿勢にしない点が予防につながります。

 

 

首を左右に傾けて手の重力で下に押していくストレッチや肩を竦めて下げるストレッチ、頭の後ろで手を組んで胸を伸ばすように開くストレッチが効果的です。

どれも回数は10回程度、一つの動きに10秒近く時間をかけるとしっかり筋肉を伸ばすことができます。

 

 

軽度の場合は上記のストレッチで改善が見込めますが、痛みが強い場合、自分で動かせない場合などは整形外科などの専門医に相談、診察してもらってください。

 

 

みなさんもスマートフォンの見過ぎや見る姿勢等に気を付けてくださいね!

 

 

巣鴨整形外科リハビリテーションクリニックからでした。

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