まず体温についてなのですが、平均的な温度は36.5℃と言われています。
体温が下がるとその分菌などに対する免疫が低下してしまいます。体温が0.5℃低下することで免疫はなんと35%近くも低下してしまうので、体温の重要さがよくわかると思います。
体温が上がることで血流がよくなり、結果として免疫力が上がります。
血液は全身の細胞に対して栄養や酸素を送り届ける役割をしています。
赤血球や血漿、血小板に白血球などがあります。その中の白血球というウイルスや菌を殺す役割を持った組織が重要です。
逆説的に体温が下がると血流が悪くなり、栄養や酸素が欠乏します。すると白血球も少なくなりウイルスや菌にも負けるようになってしまい、症状が身体に出現します。
もちろん年齢とともに体温の低下は出現してしまうのですが、今回は体温の上げ方をいくつか紹介したいと思います。
まずは食事面でのお話です。
食事で気を付けることとしては、三食バランスよく食べて胃腸に正常な働きをさせる事が大事です。
先ほど血流が悪いと体温が低くなると書きましたが、栄養バランスが偏ってしまったり、冷たいものを食べすぎたりすることで胃腸にストレスが生じてしまい、血流が悪くなる恐れがあります。
また、ニコチン、アルコールも同様です。一見アルコールは体温上昇していると思いがちですが、同時に発汗もしてしまうため、結果的に体温は下がってしまいます。
ネギや生姜等の根菜には体温上昇の効果があるので、意識して摂取すると体温上昇に一役買ってくれると思います。
続いて日常生活の中でのお話です。
こんな寒い時期にこそ、しっかりと湯船につかる事が大事です。シャワーのほうが手軽で楽なのはわかるのですが、身体が冷えてしまう影響で体温低下を招いてしまいます。半身浴などでも大丈夫なので、ゆったりと体を温める時間をとってみてはいかがでしょうか?
また、自律神経の乱れなどでも冷えは出現してしまいます。入浴のほかにも、しっかりと睡眠をとることも大事になってきます。
これらの方法の他にも体温を上げる方法はいくつもあります。ぜひこの機会に皆さんも自分にあったやり方を見つけて頂き、体温を上げるという点に着目して生活を行ってみてはいかがでしょうか?
以上巣鴨整形外科リハビリテーションクリニックでした。
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