呼吸・・・
意識してしたことがあるでしょうか。
呼吸は、私たちの身体が絶え間なく行っている生命活動です。
その生命活動のひとつである「呼吸」が、私たちの精神状態を大きく左右します。
まず、呼吸をするときに身体に出入りするのが「息」です。
息は「自分の心」と書くように、呼吸をコントロールすることが、自分の心をコントロールすることにつながります。
たとえば、イライラして感情が乱れているとき、呼吸は乱れ、浅くなっています。
呼吸は、だいたい1分間に10回~15回程度なので、それよりも多い場合は、呼吸が浅く、感情が乱れやすい状態にあります。
呼吸には「吸う」と「吐く」でそれぞれ役割があります。
吸う・・・交感神経を高める
吐く・・・副交感神経を高める
交感神経と副交感神経は自律神経であり、交感神経はアクセル、副交感神経はブレーキの役割があります。
イライラして感情が乱れているとき、交感神経が高まっています。そのときに吸う息を意識したら、さらにイライラが助長されてしまいます。
感情をコントロールしたいときは、吐く息を意識することです。
ゆっくり息を吐くことで副交感神経が高まり、気持ちは落ち着いてきます。
「ゆっくり息を吐いてー」と声掛けをする方がいますが、感情をコントロールするためにすごく大事な方法です。
感情が乱れたときこそ、吐く息を意識していきましょうね。
呼吸はゆっくり、行いましょう。