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夏の肌荒れ?

 皆さんこんにちは。豊島区巣鴨にございます整形外科、巣鴨整形外科リハビリテーションクリニックです。本日は夏にも多い肌荒れについてのお話をさせてもらえればと思います。

肌荒れって冬場に多いイメージが皆さんの中にはありませんか?

 

確かに冬場は気温が低くなる関係上皮脂の分泌量も少なくなるため、乾燥が進行すると肌がザラつき、粉をふいたり、かゆみを感じることもあります。

 

一転変わって、夏では手の汗腺から出た汗が正常に分泌されず、皮膚の角質の中に貯まることで発生してしまいます。冬の乾燥とはまた変わった肌荒れの仕方が夏場には出てきます。

 

また、夏場も汗腺の問題以外にも乾燥することでの肌荒れが起きやすいとされています。

夏は、気温が高いことで汗をかきやすい季節です。汗と一緒に肌の水分も一緒に体外へ流出してしまうため、汗をかくことが多い方は乾燥肌になりやすいです。

 

乾燥するという面では冷房に当たりすぎなどの要因でも発生します。冷房をかけると部屋の湿度が下がるため、肌の水分が奪われます。

人間の皮膚は、一番外側で外部刺激から皮膚を守る「表皮」、その下にあって皮膚の水分や弾力を維持する「真皮」、最も内側にあって主に脂肪で構成される「皮下組織」の三層構造になっています。乾燥肌の初期症状としてのひび割れは表皮にひびが入っている状態、それが悪化していくと真皮という組織が破れてしまい、あかぎれという形で症状が出現します。

 

また、手に付着している皮脂が無くなってしまった場合にも乾燥肌を引き起こしやすくなり、特に温度が低かったり、手洗いの後擦り過ぎたりすると油分が失われることが多いので気を付けましょう!

肌荒れの予防法は冬場と夏場にあまり違いはありません。

 

まずあかぎれや乾燥肌は、皮膚に亀裂が入ってしまっている状態なので、皮膚の再生や新生を促すためにビタミンⒸやビタミンⒺ、ミネラルなどの栄養素を摂取することで予防の一つになります。

 

また、肌の保湿も重要なポイントとなります。お風呂に入った後や手を洗った後などは、保湿クリームなどを塗ることで感想を予防する効果があります。

その他にも部屋の乾燥を防いだり、急激に冷たいものや熱いものを触っても悪化の原因になってしまうのでなるべく避けましょう。

 

しかし注意していても肌荒れになってしまうことは十分考えられます。

 

上にも記載したように、皮膚の水分や油分が無くなっていることが想定できると思います。その際は、ぬるま湯にオイルを入れて少し浸ける事で元々の水分、油分を取り戻すことができます。また、急激な温度差があると悪化してしまう要因になるので、ぬるま湯で行うようにしましょう。

 

他にも、傷口がそのままになっていると、細菌が感染してしまう恐れもあるので軟膏などを塗って保護しましょう。

 

これらの方法を試しても症状が緩和しない場合もあります。そういった場合や、強い痛みが出現した時は皮膚科などの受診をおすすめします。

 

巣鴨整形外科リハビリテーションクリニックからでした!

 

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