今回は、股関節の筋肉について紹介していきます。
股関節には外旋に作用する「深層外旋六筋」という6つの筋肉があります。
あまり聞き馴染みのない言葉かと思います。
主な機能は股関節の外旋ですが、これ以外にも大腿骨頭を骨盤に引き寄せて股関節の運動を安定させたり、股関節の後方の安定性を高めたりする機能があります。(ちなみに股関節の前方は靭帯が支えています。)
このことから股関節のインナーマッスルと言われることがあります。
ゴルフや野球等の股関節回旋を伴うスポーツや長時間のデスクワーク(座りっぱなし)などで深層外旋六筋を痛めてしまう事があります。
深層外旋六筋の中でも「梨状筋」が硬くなり、近くを通っている坐骨神経を圧迫した場合、脚の痛みやしびれなどが出現してしまう事があります。
つまり股関節の「使いすぎ」に注意が必要です。
ですので日頃から、股関節周りの体操やストレッチをしたり、筋トレをしたりして怪我の予防に努めましょう!