みなさん、こんにちは!
豊島区巣鴨にございます整形外科、
さて、みなさんは「回旋筋腱板」という単語を耳にしたことはありますか?
「回旋筋腱板」は、「ローテーターカフ」とも言われ、肩甲骨と上腕骨を繋いでいる「棘上筋」、「棘下筋」、「小円筋」、「肩甲下筋」という4つの筋肉で構成されています。
俗に言う肩のインナーマッスルです。
これらの筋肉は肩関節を動かすときに肩関節を安定させる役割を担っています。
つまり、これらを痛めると腕が動かしづらくなってしまいます。
外傷等で痛めることもありますが、基本的には「使いすぎ」で痛めることの方が多いです。
特に野球やテニスなど腕を頭の上に挙げて動かすスポーツをやられている方は痛めやすいので注意しましょう。
ですので日頃から、肩の体操やストレッチをしたり、インナーマッスルの筋トレをして怪我の予防に努めましょう!
「棘上筋」
起始:棘上窩 停止:上腕骨大結節
支配神経:肩甲上神経C5、C6
作用:肩関節外転
「棘下筋」
起始:棘下窩 停止:上腕骨大結節
支配神経:肩甲上神経C5、C6
作用:肩関節外旋 肩関節水平伸展
「小円筋」
起始:肩甲骨後面外側縁 停止:上腕骨大結節
支配神経:腋窩神経C5、C6
作用:肩関節外旋 肩関節水平伸展
「肩甲下筋」
起始:肩甲下窩 停止:上腕骨小結節
支配神経:肩甲下神経C5、C6
作用:肩関節内旋 肩関節水平屈曲 肩関節内転