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身体の要は足首!?

豊島区巣鴨にございます、巣鴨整形外科リハビリテーションクリニックです。
みなさんは身体の要はどこだと思いますか?

みなさん、こんにちは巣鴨整形外科リハビリテーションクリニックです。身体の要についての考えをお話できればと思います。漢字でみると肉月に要と書いて「腰」という漢字になることから身体の要は腰と言われます。しかし私は「足首」が身体の要なのではないかと考えています。

足そのものが身体の基盤となり、足首がその上の部分の方向を決定するからです。一時的な姿勢だけなら足首の向きなど大したことありませんが、長い人生を考えると足首がつくる身体の向きというのは非常に重要なのです。例えば変形性膝関節症の方というのは扁平足である場合がよく見られます。足首の問題が長年積み重なり、膝の変形につながった可能性が高いと思われます。また足の状態を整えることを目的にインソールが販売されているのはよく見かけます。しかし足だけでなく足首にまで意識をもたなければならないというのが私の考えです。

どうすればいいのか?簡単に話すと足首を柔らかくすることです。下の左図のように足首を上に挙げる動きを背屈といいます。足がまっすぐの状態で背屈できるかというのが重要です。

上の右図をご覧ください。脚を後ろから見たものです。足首の傾きが出ているのがわかります。背屈方向の動きが硬いと逃げるように脚の捻じれが起こり、足首も傾きが出てくるのです。

上図のようなストレッチを徹底しアキレス腱を伸ばしましょう。正確にはアキレス腱だけでなく下腿三頭筋を伸ばしています。後ろ側にある下腿三頭筋を伸ばすことで背屈方向に動かしやすくなります。足首が整うことで上半身まで姿勢が変化してくることもあります。ぜひ身体の要である足首を意識してみてください。

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