ブログ

運動と免疫の関係 ①

運動は体によいと言いますが果たしてどうなのでしょうか。

結論から言わせていただきます。

 

運動は身体に良いし悪い です…。

なんとも歯切れが悪いですね。

 

運動といっても色々な条件があるため、このような結論にさせていただきました。

では良い条件悪い条件とは何でしょうか。

 

それは運動の負荷量に依存します!

 

極端な話なのですが、

一般の人の軽い運動

スポーツ選手の激しい運動

というような差といいますか質の違いです。

 

運動はエネルギー消費を高め、栄養摂取過剰による肥満、糖尿病、高脂血症などの生活習慣病の予防・治療に有用なことは周知のことです。

加齢などに伴い、免疫能の低下は易感染性や発癌の原因となるため、その制御は大切です。

 

適度な(軽い)運動による影響

・加齢に伴い低下するサイトカイン産生能の改善

・好中球機能に関しては効果が認められた報告と認められなかった報告がある。

・発癌予防は大腸癌はほぼ確実、肺がんと乳がんは可能性がある。

 

スポーツ選手におけるトレーニングの影響

・運動によって分泌されるストレスホルモンや抗炎症性サイトカインなどの各種免疫細胞の機能を抑制する。

・血清IgG値はトレーニングのピーク時にはやや低下する選手もいるがそれほど影響を受けないようである。

・主に細菌感染の防御機構である好中球の機能低下

・試合前の精神的ストレスでも感冒やヘルペスなどの感染症を起こしやすい。

・コンタクトスポーツは、白癬症やヘルペス、イボなどの皮膚の真菌感染症も起こりやすい。

 

このように運動による影響を記載させていただきました。

こうやって見てみるとスポーツ選手は非常に免疫が低下しやすい環境にあり、且つ身体の管理能力が必要なことが伺えます。

 

では、一般的な運動とスポーツ選手のような運動の差とは何でしょう?

これは次回また説明させていただきます。

ご参照ありがとうございます。

前のページへ 一覧に戻る 次のページへ