運動器リハビリ

「運動器」とは骨・関節・筋肉・神経などの身体を支えたり動かしたりする組織・器官の総称です。「運動器」に関する疾患としては、骨折、変形性関節症、腰痛や頚部痛、肩痛、スポーツ障害などがあります。

「運動器」の疾患は仕事や日常生活の動作、スポーツ動作を困難にし、私たちの生活の質(QOL)を低下させる大きな一因となります。

「運動器リハビリテーション」とは運動器疾患を持つ人々に対して運動療法(ストレッチや筋力強化など)や物理療法、装具療法などを用い身体機能を可能な限り改善することを目的とします。

「運動器リハビリテーション」は運動器に障害を持つ人々の日常生活の質(QOL)の維持、向上のために重要な役割を担っています。
主な対象疾患

靭帯損傷、半月板損傷、変形性膝関節症、変形性股関節症、大腿骨頭壊死症、大腿骨頚部骨折、足関節捻挫、変形性脊椎症、脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニア、脊椎圧迫骨折、後縦靭帯骨化症、五十肩、反復性肩関節脱臼、腱板断裂、野球肩、野球肘 など

対象
  • 1
    上記の様な疾患で手術を受けた方
  • 2
    日常生活で上肢、下肢、体幹に痛みがある方
  • 3
    スポーツ(レクリエーションレベル・競技レベル)を行っていて上肢、下肢、体幹に痛みがある方

運動器リハビリの様子

治療方法紹介

セラバンドを使った運動方法

「セラバンド」とは、もとは医療機関のリハビリ用として活用されていた、天然ゴム製のバンド(平たく長い形状)のことです。※他にも、ゴムチューブ状のもの(セラチューブ)もあります。
それが現在では、リハビリだけでなく、筋力アップやシェイプアップを目的とする一般のトレーナーにも広がり、幅広い用途と目的に応じて利用されています。

・セラバンドのメリット

◆小さく折りたたんで持ち運びができるので、どこでも簡単に扱えます。
◆素材がゴムなので、伸縮自在にさまざまな部位や箇所のトレーニングに応用が可能です。
◆マシンやダンベルトレーニングに比べ、安全性が高く低コストです。
◆使用者のレベルに合わせて、負荷を調整できます。

・注意点

◆どの運動も勢いを付けずにゆっくりと運動を行いましょう。
◆<10回×3セット>のように、自分が毎日継続出来る回数とセット数で続けましょう!(可能なら次第に増やしても構いません)
◆痛みがある場合は負荷を下げるか、回数を減らし、無理せず休みましょう。
◆セラバンドの粉が取れてきて、くっつくようになってきたら、ベビーパウダーのような粉を付けてから使用しましょう。

リハビリテーションのご紹介

患者様一人ひとりに合わせたリハビリメニューをご提案いたします。
運動器リハビリ

当院では現在理学療法士が6名在籍しており、運動器リハビリテーション1の施設基準を取得しています。リハビリは予約制で行っており、その方にあったリハビリプランご提案します。

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訪問リハビリ

通院が難しい患者様には、理学療法士(PT)の訪問リハビリテーションも可能です。
また適切な介助の方法や生活する上でできる運動などの指導も行うことでリハビリそのものだけではなく、よりよい生活を行うための支援を行っています。

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